今日はK様から頼まれた、
パイオニアのレーザーアクティブ CLD-A100+PAC-S1を修理しています、
メガドラとメガCDが遊べるセットですが・・・メガCDがまったく動きません。。。
パックを抜くとLDもCDも再生はできますが、
パックを入れると何もできなくなります。
これはパックの4級塩コンデンサーがモレモレだからですね。
あまり漏れが酷いとメインのICまで侵食して修理不可の場合もありますので、
出来る限り早めに手を打たないと手遅れになりますね。
なかなか綺麗なレーザーアクティブです。
パックを抜き取り、蓋を開けると基板が2枚出てきますので、
このコンデンサーを全部交換します。
1つ1つコンデンサーを外し丁寧にリレークリーナーで清掃します、
全てラジアルタイプへ交換しました。
コンデンサーはクリアランスがギリなので曲げてあります。
ついでにホルダ化して、約8時間ほどかかりました^^;
侵食も激しくパターンが数か所剥がれましたが、ジャンパー飛ばして事なきを得ました。
もうこんな辛い作業やりたくない〜と言いながらなんとか完了・・・(笑
やっと画面拝めた〜!!
アレスは本当にこのおっちゃんの事が大好きなんだ〜(笑
LDプレイヤーのベルトも2本交換しておきました〜
このタイプの表面実装コンデンサーは
こて先を当てていても、はんだが溶けたのか判別できないので余計厄介ですね。
私事ですが
先日ATENのPC切替機のコンデンサー交換に挑戦したのですが
このタイプの表面実装コンデンサー剥しに失敗してパターンを
数カ所、剥離する有様です(泣w)
2代目A-Mateの表面実装コンデンサーと同じ感覚で問題ないだろと
舐めていたので見事に失敗しましたw
(このタイプのコンデンサーを剥がした事なかったので・・・)
盛り半田、フラックス塗布をしなかったのが、いけなかったな・・・トホホ・・・
独り言失礼しました。
お世話様です!
表面実装で特に漏れてるのは本当に厄介です!
パターンがダメになってるのが多いので、
多少の剥離は仕方がない事だと思いますよ。。。
ホント。。。
半田沢山盛ってフラックスも塗布が基本で慎重にやってもダメなものは駄目ですから^^;
お世話様です!
経験があっても失敗しますので^^;;
古くなればなるほど、なかなかうまく行かないこともありますね。
手遅れにならないうちに早めに処置しないと。。。
まずは温調半田コテを買うことからですね。
初心者の方こそ良い道具を買うべきですね。
はんだペースト+ヒートガンの方が効率が良さそうですね
https://www.youtube.com/watch?v=9pzrAtbqBeg
もう漏れがすごくて^^;
ペースト+ヒートガンでは簡単には取れないんですよねぇ^^;
いつも1つ1つ丁寧に取り外してます。。
先日、久々に起動したら動きはするけどコントロールがおかしくてコントローラー端子の半田割れでもしているのか?なら修理しようとPAC-S1を分解してみました。
(^ー^;)まあ、盛大に液漏れしてましたわ・・・
同じように全コンデンサを交換する予定なのですが、調べていくと積層セラミックコンデンサで16V10μFが出てるじゃないですか。(技術が上がって作れるようになった?)
開けてみてサフ゛ボードとメインボードの間が6ミリちょいしかない事は分かったので、これなら楽に入るか!?と思ってるんですが、どう思います??
ほとんどのコンデンサがBP(バイポーラ型)になるようなモノですが電解の代わりに積層セラコンってアリなのかなあ・・・と。
初めまして>営さん
積層セラミックコンデンサにはDCバイアス特性というものがあります。
コンデンサにかかるDC電圧が大きくなるほどその容量が公称値より
小さくなる、というものです。
安易に電解コンデンサと同じ公称容量のものを使うと実際の容量が
回路の設計値より小さくなり、設計値本来の性能が出ないということに
なりかねません。
電解コンデンサの代わりに積層セラミックコンデンサを使う場合には
そのコンデンサにかかっている電圧をきちんと把握した上で、DCバイアスで
減少することを見越した容量値/耐圧値のものをデータシートで確認して
使わないといけません。
ほかにもいろいろ電解と積層セラミックでは特性が異なるのですが、
そのあたりも自己責任になります。
そのあたりをきちんと対処できるのでしたら、積層セラミックコンデンサを
使うのもアリでしょう。
ではでは。
PAC-S1は殆どが漏れてますね、漏れてないものなんて未開封の物以外では見たことないです。。。
セラコンはゲーム基板の修理には使ってみたことありますが、PAC-S1ではどうなるかわからないですね^^;
セラコンのわかりやすい解説ありがとうございます。
DCバイアスというのは知らなったです。
違いは温度特性ぐらいかなと思っていましたので。
当方PC98RA21マザーに使用されているタンタルの
代替品としてセラコンを検討していました。
購入前だったので助かりましたw
やっぱりそうですよねえ・・・
秋葉原にある秋月電子通商で買おうと思ってデータシートとにらめっこした結果、積層セラミックコンデンサー10μF25V±10%(型番RDEC71E106K2K1C03B←RDEじゃないときつい・・・RDのものだと無理っぽい。)
なら行けそうかと思ったんですが、単純に単価が高いw(@30円)
なので電解コンデンサー 10μF16V105℃ ルビコンMH7(@10円の200個パックで700円www)にする事にしました。
積層セラミックは無極性のバイポーラ部分だけにしようかな〜って思っています。
ぽにーさん
> 違いは温度特性ぐらいかなと思っていましたので。
DCバイアスの特性を持つのは正確には「高誘電体」を使ったコンデンサです。
積層セラミックコンデンサはぼぼ高誘電体を使っていますので、積層セラミック
コンデンサはほぼ間違いなくDCバイアス特性があると思っていいです。
ちなみに単板セラミックコンデンサは高誘電体を使っていないので、
DCバイアス特性はありません。
その代わりに、大容量のものがなく、せいぜい1μF未満の容量までになります。
営さん
> 積層セラミックは無極性のバイポーラ部分だけにしようかな〜って思っています。
バイポーラコンデンサが使われるのは大体アナログ信号を扱う回路だと思います。
あまり大きなDC電圧はかからない部分なので、積層セラミックコンデンサに
替えても大丈夫だとは思います。
ですが一応、どのくらいのDC電圧がかかっているか、確認してくださいね。
うまく直ったら御報告します。
OS-CONが無難でしょうね
セガ純正ハードでも32Xに採用例がありますし
低ESR・面実装しやすい点は優秀です
YOUTUBEでムラタ製作所がスイッチング電源の電解コンデンサーを積層セラミックに変える場合の注意点的な動画を上げてましたね。
温特、DCバイアス以外の発信についての動画でした。
まあ、スイッチング電源のリップル除去での話なので、そこまで神経質にならなくても良いかな?とは思っています。
とりあえず手始めにスーパー大戦略(MD)の内臓電池を交換しました。(リンクのブログに上げました)
その後、メガCDを直してからPAC-S1に移ろうと思っています。(メガCDもあるのでMH7を200個買った訳ですw)
失敗しても元に戻せますからなんとかなるでしょう
、壊れることはないと思うので。たぶん。。
゜+。(´∀`人)。+ ご報告です。
今日(日が変わったので昨日?)メガCD、無事稼働しゲームできましたw
まあ、ピックアップギア?の異音が気になる点が残ってしまいましたが、また次の機会にチャレンジします。
次はPAC-S1ですなあ…表面実装コンデンサ強敵でした・・・
・゚・(ノД`;)・゚・
無事にメガCD動いたようで何よりです。
メガCDも漏れが酷いと本当に直りませんから^^;
ギアにはタミヤのセラグリスがお勧めです。
表面実装コンデンサは強敵ですね^^;
私もできれば交換したくない・・・
パターン剥離が怖くて。。。
修理依頼は減っていくのでしょうかね?
情報ありがとうございます。
タミヤのセラミックグリスか〜。新橋の本社近くにタミヤファクトリーが在るので見てみます。
とりあえず30数年前にプラモ用で買っていたセメダイングリス(モーターのシャフトなどに使う)が変質せず残っていたので、それを使っています。(どんだけ安定した物質なんだ・・・現在調べても出てきませんw後日ブログに載せておきます)
今日、メガCDのCDドライブ用コンデンサを秋葉原の千石電商で揃えて来たので、治ったら御報告します。
メガCD修理で覚えた表面実装剥がしのコツなども挙げてありますので良かったらどうぞ〜
新橋の本社近くにタミヤファクトリーなるものがあるのですね。。。
30数年前のセメダイングリスがまだ使えるとは驚きですね、それは本当にすごいです!
千石は私もよく使います地下にコンデンサーとかあるんですよねぇ^^
今日は千石の地下でコンデンサの数値を書いたバインダー片手にペンで書き書きしてて、まるで業者のようでしたわw
セメダイングリスは小学校の時に買ったと思うのですが、ガンプラ添付の接着剤は固まって使えなくなってるのに、普通に使えて驚きました。
ある意味、長持ちすることが実証されたので、そのまま使おうって感じですw
今日、メガCDのCDドライブ基盤(ピックアップ込み)のコンデンサを全交換しました。
謎の直列繋ぎになっている50V耐圧のマイナスランドが軒並みやられてて、基盤パターンに直接半田付けする羽目になり、めちゃ大変でした・・・
(おかげで、やっとギア音が無くなりました)
PAC-S1に取り掛かりだしましたが、メガCDやったらPAC-S1の表面実装剥がし楽だなあって思えるようになりましたww(数が多いですが・・・)
メガCDのドライブみたいに0.5ミリのパターン線だけ!って訳じゃなくランドから広いパターンになっているしコンデンサ間隔も広いから、やりやすいです。
千石の地下にいる人は業者にしか見えないような人が多いですね(笑
>直列繋ぎになっている50V耐圧のマイナスランド
そんな感じのことが多いですね^^;
PAC-S1はメガCDを整備した人であれば、楽勝ではないけど、間隔が広いのでやりやすいですね、どうぜん時間はかかりますけど^^;;
おつかれさまです。
質問なのですが、基盤の電解液を洗うのに精製水って有りでしょうか?
とある文献でエタノールでは根本的には落とせないとあり、仕上げに電解水で洗って干そうかと思っています。
電解水→精製水です。電解液とごっちゃにw
電解液を洗うには、私の場合はサンハヤトのニューリレークリーナーを丸ごと使うのが殆どですね。
しかしPC98のAシリーズのマザーにしみ込んだ電解液、音のノイズを取るため、マジックリン+水道水で基板丸ごと洗う事もシバシバあります^^;
もちろん最後はエアーガンで水分飛ばして、あとは数日乾燥させます。
精製水を使う方がいいのは確かですね。
PAC-S1の漏れがひどくて黒化したパターンもあるので精製水で洗おうと思います。
黒化が進んで完全に化合すると絶縁体になるらしいです・・・パターンが死ぬ原因はこれっぽいですねえ・・・
>黒化が進んで完全に化合すると絶縁体になるらしい>です
よくリモコンのアルカリ電池の液漏れ放置でパターンの黒化が進むと信号をまったく受け付けなくなりますね^^;
(^ー^;)そんなわけで黒化が進んでいるパターンはワザと緑色の保護剤を剥いで、銅箔面が見えてくるまで精密マイナスドライバーでコリコリ削ってます。
剥がないと保護剤の中に電解液が残ってるだろうなー・・・と思うので解放してあげてから無水エタノールでコシコシ磨いてる感じですねえ。
> 緑色の保護剤
ソルダレジストですね。
昔はグリーンレジストと言ってましたが、最近は緑以外の色も
あるので、この呼び方になっているようです。
> 剥がないと保護剤の中に電解液が残ってるだろうなー・・・と思う
実際、見た目で黒化してなくても数か月してから導通なくなることも
あるので(私はX68kの電源修理で経験済)、腐食したパターンをきれいに
するのは大事です。
でも腐食がひどいときれいな銅パターンが残っていないこともあるんですよね。
そうなると配線しなおすしかないので、この↓写真のような
状態に・・・
https://ameblo.jp/framgate/image-12229233220-13631526675.html
このときは大変でした(遠い目
> 解放してあげてから無水エタノールでコシコシ磨いてる感じですねえ。
磨いた後はレジスト補修材でソルダレジストをかけなおしてあげるとなおよしですね。
↓こんなのがあります。私は重宝してます。
https://www.amazon.co.jp/dp/B01GROTPO4/
ではでは。
(* ̄Д ̄)うほー!参考になりましたw
ソルダーレジスト補修材なんてものがあるんですねw
配線し直した写真は鼻血がでそうなレベルですね・・・・
確かにスルーホールの中が黒化している処とかは、いつか逝くんだろうなーって感じています。
精密ドリルで貫通させてから半田流した方が良いのかなあ?とか思ったりしてますが、直ってから再度死んだらそういう処置も要るのかな?と思ってたりします。
> 精密ドリルで貫通させてから半田流した方が良いのかなあ?とか思ったりしてます
それはやめたほうがよろしいかと。
積層基板は表に見えない内層に電源ラインがあるので、ドリルの径にもよりますが
ドリルで貫通させた穴にはんだを流すと電源がショートする可能性があります。
元の穴と同じ径のドリルで、きちんと元の穴と同じ位置で貫通させれば大丈夫
でしょうけど、VIAは0.3mm〜0.5mmなので、かなり難しいと思います。
積層基板でなければ、電源ラインをショートさせる心配もないので、問題ないですけどね。
ではでは。
やっとレーザーアクティブ PAC-S1復活しました!!!
いやー・・・SEGAカスタムチップの所に付いてた液漏れ跡を削ろうとして、足を剥がしてしまい、頓挫してました。(ピッチが0.5oくらいしかないんだもん!!)
影響としては、パッド操作のボタンがスタートとCが合体して、Aが効かない感じでした。
気持ちが折れてたんですが、昨日やっと拡大ルーペと精密基盤用無洗浄フラックスのおかげで修正し、真・女神転生で6ボタンの動作を確認。問題なく動いております。
ヽ(´▽`)/ 長かったーwww
これからはPAC-N1(ほぼ液漏れ無)とメガドライブVA6のコンデンサ交換、初期型サターン電源用コンデンサ交換に入ります!
今日、秋葉原の千石電商と秋月電子通商で必要なコンデンサを揃えてきました。
0.5mmピッチを直すのは本当に大変ですので(滝汗
こちらで色々と教えていただき、助かりました。
メガドラとPAC-N1は完了し、後は動作確認です(N1はソフトが実家にしかない…)
他の人が使えるようにブログにコンデンサのデータを書いておきました。
残念ながらサターンは電源故障の際に本体が逝かれてしまったようで諦めました。(直した電源が予備になるしいいかな・・・)
しばらくサターンは触ってなかったので引っ張り出してこようかなと思います^^